コンタクトのマージ・上書きのオプション

更新日:2023/9/22

LITTLE HELP CONNECTをご利用いただくと、以下のようにHubSpot上に同一人物のコンタクトが複数できる場合がございます。

  • 会員登録フォームから作られたコンタクト
  • LINE友だち追加から作られたコンタクト


これらのコンタクトは、1つのコンタクトとしてマージ/上書きすることができます。選択肢は7つあります。順に説明します。

マージ・上書きのオプション

1. メールアドレスによる上書き

HubSpotの仕様として、既存コンタクトと同じメールアドレスを持つ人がHubSpotに登録される場合、新規コンタクトは作られず既存コンタクトに情報が上書きされます。

 

2. LINE User IDによる上書き

LITTLE HELP CONNECTの仕様として、HubSpot上で自社データをインポートする場合に限り、LINE User IDをキーに既存コンタクトに情報を上書きすることができます。

既存コンタクトのLINE User IDと、インポートしたユーザーのLINE User IDが一致した場合、新規コンタクトはつくられず自動的に既存コンタクトに情報が上書きされます。

ここでの「インポート」とは、LITTLE HELP CONNECTが提供している以下の「インポート」機能となります。HubSpotの画面上から行うことができるインポートではございません。ご注意ください。
LINE友だちのインポート

インポートにより上書きされる値は以下3つです。

  • LINE User ID
  • LINE User Name
  • LINE User Picture

 

3. 特定プロパティによるマージ

LITTLE HELP CONNECTの仕様として、特定のプロパティをキーにコンタクトのマージ処理を行うことができます。

HubSpotのワークフローで、アクション「ID連携」を選択して、マージのキーとして利用したいプロパティを以下画像のように2箇所に設置してください。

「ID連携」アクションは、「検索キーのプロパティ内部名」に入力された値が別のコンタクトの「検索対象のプロパティ内部名」と一致した時、2つコンタクトをマージさせる機能です。

「検索キーのプロパティ内部名」と「検索対象のプロパティ内部名」は、必ず内部名で設定してください。ラベル名で設定した場合マージは行われません。

HubSpotの仕様上、1分間にワークフローで処理できる回数には制限がございます。1分間に1万件に近い処理を行う場合、ワークフローの処理の一部が成功しない可能性があります。ご注意ください。


4. フォーム送信によるマージ

LITTLE HELP CONNECTの仕様として、LINE友だちにメールアドレスをフォームで回答してもらうことで、既存コンタクトとLINEコンタクトをマージすることができます。詳細は以下の記事を参照ください。
LINEコンタクトにフォーム送信で特定のメールアドレスをマージさせる方法

5. マーケティングEメールによるマージ

LITTLE HELP CONNECTの仕様として、コンタクトにマーケティングEメールからLINE友だち登録のボタンを押下してもらうことで、既存コンタクトとLINEコンタクトをマージすることができます。詳細は以下の記事を参照ください。
マーケティングEメールからLINE友だち追加・マージを行う方法

6. SMSによるマージ

LITTLE HELP CONNECTの仕様として、コンタクトにSMSからLINE友だち登録のURLを踏んでもらうことで、既存コンタクトとLINEコンタクトをマージすることができます。詳細は以下の記事を参照ください。
SMSからLINE友だち追加リンクを送りマージする方法

7. 手作業によるマージ

手動でコンタクトをマージすることができます。

マージをする際は、必ずプライマリーとして管理したいメールアドレスを持ったコンタクトのページにアクセスし、「アクション>マージ」を選んでください。

プロパティ「Eメール」は例外として、マージ後は最新の値ではなく、プライマリーとなるコンタクトの情報が優先して保存されます。

そのため、メールアドレスのドメインが「@line.me」のコンタクトレコードでマージを行った場合、「@line.me」がプライマリーのメールアドレスとして保存されます。ご注意ください。


 

8. 「重複の削除」機能によるマージ (非推奨)

「3. 特定プロパティによるマージ」と一部重複しますが、LITTLE HELP CONNECTの「TOP>接続>LINE公式アカウント>LINE公式アカウント選択>設定>重複の削除」よりマージのキーとして利用するプロパティを指定することができます。


「3. 特定プロパティによるマージ」との違いはマージされるタイミングです。タイミングの違いは以下の通りです。

  • マージされるタイミング
    • 3. 特定プロパティによるマージ
      • ワークフローのトリガーの設定に依存します。トリガーが発動すれば、HubSpot上で同じ特定プロパティの値を持つコンタクトをマージします。
    • 8. 「重複の削除」機能によるマージ
      • 前提として、メールアドレスを持つコンタクトが「重複の削除」で選択したプロパティの値を元々持っていて、その後LINEコンタクトが当該プロパティの値を持った場合のみ、マージします。
        双方向に常にマージ処理が動くわけではございません。ご注意ください。

本選択肢は、マージされるタイミングが限定的なので非推奨の設定となります。本設定を行う場合、「3. 特定プロパティによるマージ」の設定を代わりにすることを推奨します。

 

マージ時に抑えるべき前提

HubSpot上でコンタクトをマージすると、各コンタクトで管理しているプロパティーはどちらかのコンタクトの値にマージされます。この時、プロパティーに採用される値は「最新の値」となります。

特に「7.手動によるマージ」の場合、コンタクトの「姓」「名」は以下の事象が発生する可能性がございます。ご注意ください。

    • 1月1日に作成されたコンタクト「山田太郎」さん(姓: 山田、名: 太郎)と
      1月2日に作成されたLINEコンタクト「Taro」さん(姓:なし、名: Taro)を
      マージすると、マージ後のコンタクトの名前は「山田 Taro」(姓: 山田、名:Taro)となります。

    • 1月3日に作成されたLINEコンタクト「hana」さん(姓: なし、名: hana)と
      1月4日に作成されたコンタクト「山田花子」さん(姓:山田、名: 花子)を
      マージすると、マージ後のコンタクトの名前は「山田花子」(姓:山田、名: 花子)となります。

 

ほぼ全てのコンタクトプロパティは、マージ後「最新の値」が採用されますが、一方で例外も存在します。詳細はHubSpot社の以下ナレッジベースをご参考ください。
レコードをマージする (HubSpot社ナレッジベース記事)

 



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