LINEコンタクトにフォーム送信で特定のメールアドレスをマージさせる方法

更新日:2023/9/6

LINEコンタクトにHubSpotフォームを送り、特定のメールアドレスを入力させることで、当該メールアドレスをLINEコンタクトのメールアドレスにマージさせることができます。本操作を行うことで、LINEコンタクトに最初に設定されてる可能性のある「XXX@line.me」を他のメールアドレスに上書くことができます。


本ドキュメントではコンタクトをマージするフォームの設定方法について説明します。

本機能を利用する場合、以下の注意点がございます。

  • HubSpotでワークフローを利用できるプランのご契約が必要です。HubSpotの契約プランがFreeプラン、Starterプランのお客様は本機能の利用はできません
  • LINEオーディエンスで絞り込んだ友だちを対象に本機能の利用はできません


1. HubSpotフォームの作成

HubSpotフォームでコンタクトのマージを行う場合、以下2つのプロパティーが必要になります。

- (標準プロパティの)Eメール
- (カスタムプロパティの)lineid ← 新規作成してください

カスタムプロパティーは、フォーム作成画面の「新規作成」から作ることができます。フィールドタイプは「単行テキスト」を選択してください。

プロパティーの名前と内部名は必ず以下の通り作成してください。
以下の通り作成しない場合、マージ処理が正しく行われない可能性があります。

カスタムプロパティーの準備ができたら、以下のようなフォームを作成してください。「lineid」のフィールドはユーザーの目に触れないよう非表示にしてください。



その他、必要に応じて他のフィールドやリッチテキスト、画像などを追加してフォームを完成さてください。

最後にフォームを公開します。


2. フォームを案内するLINEメッセージ作成

LINE友だちにフォームを案内するLINEメッセージを作成します。LITTLE HELP CONNECTの「TOP>マーケティング>メッセージ配信」から、メッセージを作成してください。

メッセージ配信に向けて、必要に応じてHubSpotコンタクトリストを作成したり、自動配信されるようなチャットフローやワークフローを作成してください。

フォームURLは、必ずLITTLE HELP CONNECTの「メッセージ配信」から配信してください。

「メッセージ配信」から送ることで自動的にLINEコンタクトのline user idがカスタムプロパティ「lineid」に初期値として入り、マージ処理が行われます。受信トレイの1to1機能やワークフローのLINEメッセージ配信アクションでフォームURLを送っても、マージ処理はされないのご注意ください。


3. マージ処理を行うワークフロー作成

マージ処理で必要となるワークフローを作成します。トリガーには「フォーム送信」を選択し、1で作成したフォームを選択、「コンタクトがフォームに入力した」のいずれかのページで設定してください。



コンタクトが複数回フォーム送信する可能性がある場合、必ずトリガーに再登録処理を行って下さい。本処理を行うことで、2回目以降のフォーム送信でもマージ処理を行えるようになります。


ワークフローのアクションでLITTLE HELP CONNECT配下の「ID連携」アクションを選択します。

「検索キーのプロパティ内部名」に1.のフォームで作成したカスタムプロパティの内部名「lineid」を、「検索対象のプロパティ内部名」にはLITTLE HELP CONNECTが作成するカスタムプロパティ「LINE User ID _ 1」の内部名「lha_line_user_id」を設定してください。

「ID連携」アクションは、「検索キーのプロパティ内部名」に入力された値が別のコンタクトの「検索対象のプロパティ内部名」と一致した時、2つコンタクトをマージさせる機能です。

LITTLE HELP CONNECTに複数のLINE公式アカウントを接続している場合、「検索対象のプロパティ内部名」に設置する値は、プロパティ連番が反映された文字列にしてください。

  • 例) プロパティ連番が2・・・「検索対象のプロパティ内部名」に「lha_line_user_id_2」を設置
  • 例) プロパティ連番が3・・・「検索対象のプロパティ内部名」に「lha_line_user_id_3」を設置

※プロパティ連番の調べ方はこちらを参照してください。


必要に応じて、フォーム送信後にLINE配信するメッセージも設定してください。



こちらを保存し、有効化することで、フォーム送信をトリガーにLINEコンタクトと既存コンタクトのマージが可能となります。

 

参考:プライマリーとして保存されるメールアドレス

本操作によりプライマリーとなるメールアドレスは、フォーム送信された新しいメールアドレスです。マージされた古いメールアドレスは、上書きされるのではなく、セカンダリーとして保存されます。

元々LINEに何かしらのメールアドレスが登録されていた場合のみ、セカンダリーとしてメールアドレスが残る仕様となります。元々のメールアドレスが「XXXX@line.me」の場合、メールアドレスはセカンダリーとして残らず、上書きされます。