LITTLE HELP CONNECTのチャットフローを使って、診断コンテンツを作成できます。この記事では、If/then分岐を利用した診断コンテンツの作成方法を解説します。
作成内容
作成例ではユーザーに好きな食べ物を質問し、タイプを診断します。
作成方法
1. 新しいチャットフローを作成
- LITTLE HELP CONNECTの管理画面にアクセス
- 上部タブの「コミュニケーション」>「チャットフロー」>「チャットフローを作成」
- 「診断コンテンツ」など、わかりやすい名前を付ける
2. トリガーを設定
- 「トリガーを選択」をクリック
- ユーザーが診断を開始するタイミングを設定:
- メッセージを受信
- ポストバックを受信
- 友だち追加
- QRコード
3. 診断開始メッセージを追加
- 「アクションを選択」から「メッセージを送信」を選択
- 診断の導入メッセージを送信:リッチメッセージタップで選択

4. ユーザーが選択したメッセージを受信後、次のメッセージを送信
ユーザーが選択肢をタップをすると、テキストが吐き出されるように設計します。
- メッセージを受信:
- ユーザーから吐き出されたメッセージを設定
- メッセージを送信:
- 次の質問メッセージを選択
- プロパティ値を設定:
- ユーザーの回答内容をプロパティに設定
質問や回答の数だけ、4.を増やしてください。
6. If/then分岐を設定
回答に応じた処理に分岐します:
- 「If/then分岐」アクションを追加
- 条件を設定:
- 選択肢1を選んだ場合の分岐-True
- 選択肢2を選んだ場合の分岐-False
二問目以降の回答内容も分岐させます。
作成例では、ご飯が好きと回答したユーザーを更に玉子が好きか肉が好きかで分岐させています。
7. 診断結果を送信
各分岐先で診断結果を送信します:
それぞれの分岐先に「メッセージを送信」アクションを追加- 作成例:ごはんが好きで玉子が好きな分岐先で玉子かけご飯タイプという診断結果を送信

8. プロパティ値を更新
各回答パターンに応じて診断結果のプロパティを更新することができます:
- 最終的な分岐先に「プロパティ値を設定」アクションを追加
- 診断結果のプロパティに「設定する値」を選択
- 作成例: 「ご飯」×「玉子」=「玉子かけご飯タイプ」
診断コンテンツ設計のポイント
質問の設計
- 2択形式が最もシンプル: ユーザーが選びやすく、分岐も管理しやすい
- 視覚的な要素を活用: 確認カルーセルレイアウトで画像を使用すると、よりエンゲージメントが高まる
- 質問数は3〜5問程度が推奨: 長すぎると離脱率が上がる可能性がある
選択肢の作成
- 選択肢のテキストは10文字以内が推奨
- 画像を使って視覚的に訴求: 写真やイラストを活用、簡易に作成するために絵文字の活用も◯
- タップで選択できる明確なUI
プロパティの活用
- ユーザーの回答を保存: 後のマーケティング施策に活用可能
- 診断結果を記録: セグメント配信やパーソナライズに利用
応用例
フォーム送信との連携
診断結果の詳細をEメールで送付したい場合:
- 診断結果表示後にフォーム送信アクションを追加
- メールアドレスを収集
- 診断結果と追加情報をメール配信
リッチメニュー連携
- リッチメニューに診断コンテンツのボタンを設置
- ポストバックで診断コンテンツを起動
- ユーザーがいつでも診断にアクセス可能に
結果のシェア促進
- 診断結果のメッセージに「結果をシェアしよう!」などのCTAを追加
- SNSシェアボタンを設置
セグメント配信への活用
- 診断結果をプロパティに保存
- 収集したプロパティ値に基づいてユーザーをセグメント化
- 各セグメントに最適化されたメッセージを配信
トラブルシューティング
分岐が正しく動作しない場合
- If/then分岐の条件設定を確認
- プロパティ名が正しく設定されているか確認
- 各アクションの接続を確認
画像が表示されない場合
- 画像ファイルのサイズを確認(推奨: 1MB以下)
- 画像形式を確認(JPEG、PNGが推奨)
- アップロードが完了しているか確認
ユーザーが途中で離脱する場合
- 質問数を減らす
- より魅力的な質問や選択肢に変更
- 診断完了までの進捗を表示(「あと○問!」など)
まとめ
LITTLE HELP CONNECTのチャットフローを使えば、エンゲージメントの高い診断コンテンツを簡単に作成できます。質問、If/then分岐、プロパティ値の設定を組み合わせることで、ユーザーの回答に応じたパーソナライズされた結果を提供できます。活用して、視覚的に魅力的な診断体験を提供しましょう。