ChatGPT を搭載した AI自動応答 で、アップロードした PDF を参照しながら回答するボットを作成する手順を説明します。
事前に準備しておくもの
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回答の根拠となる PDF ファイル(FAQ 集・マニュアル など)
手順概要
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PDF をアップロードしてデータソースに登録
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チャットフローを作成
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AI自動応答アクションを追加し、メニューを編集
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ボタン分岐(終了/有人切替)後に送るメッセージを設定
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フローを 保存→有効化 してテスト
1. 学習データ (PDF) をアップロード
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画面上部メニュー 「データソース ▸ ドキュメント」 をクリック
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右上 「ドキュメントをアップロード」 ボタンを押下
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「ファイルを選択」 で任意の PDF を選ぶ
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ここでアップロードした PDF が、以降の質問応答時に参照されます
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2. チャットフローをセットアップ
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「コミュニケーション ▸ チャットフロー」 を開き、フローを新規作成
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左側 「アクションを選択」 から 「AI自動応答」 を中央キャンバスへドラッグ&ドロップ
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「AI自動応答」アクションをクリックし、右側パネルを編集
右側パネルの主な項目
項目 | 説明 |
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①AIの役割 | プロンプトを入力し、回答スタイルを指定 (例: 200字以内で… など) |
②データソース | 手順 1 でアップロードした PDF をドロップダウンから選択 |
③AIの名前 | LINE 画面に表示される送信者名 |
④あいさつメッセージ | AI 呼び出し時に自動送信する定型文 |
⑤終了ボタンのラベル | AI とのやりとりを終えるボタン名 |
⑥有人対応ボタンのラベル | 有人チャットへ切替えるボタン名 |
⑦有人対応ボタンを表示しない | チェックすると「終了ボタン」のみ表示 |
⑧質問/回答を保存するプロパティ | HubSpot のプロパティに履歴を保存したい場合に選択 |
3. ボタン分岐後のアクション設定
終了ボタン(True 分岐)
右側の丸印から 「メッセージを送信」 を繋ぎ、完了メッセージを入力します。
有人対応ボタン(False 分岐)
下側の丸印から 「メッセージを送信」 を繋ぎ、有人切替メッセージを入力します。
4. フローを有効化してテスト
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右上「有効」スイッチをONにし、チャットフローを公開
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LINE 公式アカウントでテストメッセージを送信し、AI が PDF の内容を参照した回答を返すか確認
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想定外の回答をした場合は 「AIの役割」 プロンプトを調整し、再度テストを行います
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